コラム

夫が高年収でも共働きが得!パワーカップル増加の背景とメリット

記事の監修

エクセレンス青山 成婚カウンセラー

星野 今日子(Kyoko Hoshino)

結婚相談所カウンセラー歴13年。400組以上のカップル誕生をサポート。
大手結婚相談所の新規開拓事業に携わり、人材の育成などに従事。その後、会員様により寄り添った対応ができるエクセレンス青山で活動中。会員様それぞれのお悩みにあった内容で妥協のない夢のある婚活をサポートしています。

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これまでの日本の結婚観では、男性が稼いで女性が家庭を守るというスタイルが一般的でした。しかし、昨今では女性の社会進出が進み共働きの夫婦も珍しくありません。なかでも、夫が高年収であるにもかかわらず、共働きを選ぶ「パワーカップル」には高い注目が集まっています。

そこで今回は、パワーカップルの特徴や共働きのメリットをお伝えします。婚活を始める前に、将来の自分のライフスタイルについて、よく検討してみましょう!

高年収の共働き夫婦「パワーカップル」が話題に

2018年11月、産経新聞が記事で発信した「パワーカップル」というキーワードが話題になりました。パワーカップルとは、共働きでかつ高収入のカップルを指す言葉です。該当の記事内では、パワーカップルについて
・夫の年収600万円以上
・妻の年収400万円以上
・世帯年収1,000万円以上
と定義されています。

このようにパワーカップルに注目が集まった理由としては、経済力の高さや情報発信力の強さが挙げられます。お金に余裕があって購買力が高く、周囲への発信力もある。そんなパワーカップルは、多くの企業がマーケティングのターゲットとしているのです。高年収共働きのパワーカップルは、夫婦がいずれも社会的地位が高い傾向にあり、国内の全世帯の1%程度というかなりの少数派です。

参考:https://www.sankei.com/life/news/181115/lif1811150011-n1.html

高年収共働き夫婦の年齢や割合

高年収共働き夫婦の特徴には次のようなものがあります。
・年齢は夫が30代、妻が30代中盤から増えてくる。
・職業は、大企業に勤めるサラリーマンや医師・弁護士・公認会計士などが多い。
・夫婦それぞれが適度に自立している
・良好なパートナーシップを築けている。
・夫婦としての思いやりや愛情を十分に持っている。

「パワーカップル」の条件を満たすような年収の高い人の割合は、男性は30歳ぐらい、女性は30歳中盤から増回します。そのため、若年層のパワーカップルはかなり少ないことが予想されます。

またパワーカップルの夫婦は、精神的にも経済的にも自立しているため、相手に過度に依存することなく良好な関係性を築くことに成功している傾向があります。自分とパートナーそれぞれのキャリアを尊重して生活しているのです。

一方で、夫婦として思いやりを持ち十分に愛情表現をし合えているのも、高年収共働き夫婦の特徴です。ひとりでも生きていける経済力を持ち合わせていながら、パートナーとして良好な関係を築いているのは、愛情あってこそといえます。

夫が高年収でも共働きの夫婦が増加している理由

パワーカップル増加の理由には次のようなものがあります。
・女性の社会進出
・女性の自己実現のため

共働きの夫婦の多くは、夫の収入だけでは家計を支えられないという経済的な理由で共働きを選択しますが、パワーカップルはそうではありません。パワーカップルの場合は、旦那の収入で十分に家計を支えられるにもかかわらず、結婚後も妻が仕事を継続します。

その背景には、女性の社会進出に対する意識が変化してきたことが挙げられます。女性にとっての仕事は、自己実現をする手段のひとつでもあります。結婚後も仕事を続けて、社会で活躍したいと考える女性が増えてきているようです。

共働きのメリットとデメリット

高年収共働き夫婦でいることには、メリットとデメリットがあります。結婚後も妻が仕事を続けることで、家庭にはどのような影響があるのか、検討してみましょう。

≪共働きのメリット》

・金銭的な余裕
・家事や育児の分担
・女性に家庭以外の居場所ができる
・お互いに刺激しあえる関係を築ける

共働き最大のメリットは、世帯全体での収入が大幅にアップすることにあります。夫だけでなく妻も仕事をすることで、収入源が二倍になるのはかなり大きなポイントです。マンションや車の購入、海外旅行などの贅沢を楽しむ余裕も生まれてきます。

また、夫婦でそれぞれが厚生年金に加入すれば、老後に受け取れる年金はより高額になり、老後の生活もより豊かになることでしょう。

そして、家庭のほかに職場という居場所があれば、妻の息抜きになるというメリットもあります。仕事で人から認められ、自己実現をできる機会があると、自信を持てるようになります。適度に刺激し合える夫婦関係を育めるかもしれません。

≪共働きのデメリット》

・子どもとの時間が減る
・家事の負担

共働きで妻も働いている家庭では、子どもと一緒にいられる時間が制限されてしまいます。仕事続けるためには子どもを保育園に預ける必要があり、育児にかけられる時間が減ってしまうのはデメリットの一つでしょう。それに、仕事をしていると、夫婦で分担して行ったとしても、家事の負担はかなり大きなものとなってしまいます。

また、子どもが体調を崩したときや、学校行事があるときは、仕事を早退したり休んだりしなければなりません。子育てに理解のある職場でなければ、ほかの従業員との人間関係が悪化し、居心地の悪い思いをしてしまうケースも少なくないようです。

高年収夫を探すなら共働きも選択肢の一つに

婚活で高年収男性とのマッチングを目指すのであれば、キャリアを大切に考える高年収男性と価値観を共有できるよう、共働きの可能性も念頭に置いておきましょう。

高年収男性のなかには、仕事を大切に考える女性に共感をおぼえる方や、価値観の問題から共働きを希望している方もいらっしゃるかもしれません。

話題となったパワーカップルになれるのは、全世帯のほんの一握りです。あえて共働きを選択し、充実した結婚生活を送るビジョンを、描いてみてはいかがでしょうか?

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