コラム

とうとう、傘が手放せない時期になってしまいました。 うっとおしい雨に、出かけるのを躊躇してしまうことも、取りやめてしまうこともあるでしょう。

ですが、「相合傘」となるとちょっと話は違うかもしれません。
相合傘といえば、子供の頃にいたずら書きで冷やかしたり冷やかされたりした覚えはありませんか?

黒板に描かれた単純な傘の下に肩を並べる自分の名前と誰かの名前。 それが本当に好きな子の名前でも照れ隠しに怒ってみせたり。 かと思えば、好きな子ではなくても妙に恥ずかしくなったり、その子を意識してしまったり・・・。 純情な相合傘でした。

さて、大人になって、好きな人と雨の中で肩を寄せ合う本物の相合傘。 お互いに肩が濡れるのも厭わずに、小さな傘の中にふたりだけの空間を作り上げる。 傘の外では、うっとおしいはずの雨が世間と二人を隔ててくれています。

また、この二人が結婚して子供が生まれたとしたら、今度は子供が濡れないように二人が半身を濡らして歩くのかもしれません。

ここで「三人とも傘を持てばいい」というのは野暮というものです。 もちろん、大きな傘と小さな傘が雨の中を歩いている光景も微笑ましくはありますが。

飛鳥時代の頃に日本に伝わったとされる傘ですが、その当時から大きくは姿形を変えずに現代に残っているのは、「相合傘をするため」というのは飛躍しすぎた妄想でしょうが、傘がこの形である限り、恋人や夫婦の空間をたった一本の軸で支えてくれる優れたアイテムには間違いないと思うのです。

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