【婚活コミュニケーション】相手に言いにくいことを伝えるためのポイント
投稿日:9月も残りわずかです。寒暖差はありますが、過ごしやすくなってきましたね!
成婚カウンセラー、色彩&ライフアドバイザーの大平雅美です。
婚活におけるコミュニケーションはなかなか難しいものですが、ちょっとした言葉遣いで全く変わりますので、「相手を不快にさせずに自分の考えを伝える方法」を知っておきましょう!
婚活の場では、楽しい会話や共感を大切にしながらも、ときに「相手に言いにくいこと」を伝えなければならない場面が訪れます。例えば、生活習慣や価値観の違い、将来に関する考え方など。こうした話題を避け続けてしまうと、関係が深まったときに大きなすれ違いとなり、せっかくのご縁を逃してしまうことにもなりかねません。大切なのは、誠実さと配慮を持ちながら、相手を傷つけずに伝える工夫です。
1. 伝える前に「気持ちのクッション」を置く
いきなり否定的な内容を口にすると、相手は防御的になってしまいます。まずは感謝や共感を伝えてから、本題に入ると受け入れられやすくなります。
例「今日はご一緒できてすごく楽しかったです。少しだけお伝えしたいことがあるんです。」
「一緒にいてとても居心地がいいです。その分、正直にお話ししたいことがあって…聞いてもらってもいいですか?」
この一言があるだけで、相手は「攻撃されるのではなく、話し合いのために言ってくれているんだ」と受け止めやすくなります。
2. 「あなた」ではなく「私」を主語にする
「あなたが○○だから困る」と言われると、相手は責められた気持ちになります。そこで「私にはこう感じられる」という言い方に変えるのがコツです。
悪い例「遅刻が多いですよね。」→ 相手は責められたと感じる。
良い例「私は待つのがちょっと苦手で、不安になってしまうことがあるんです。」
「僕は待っているときにちょっと落ち着かなくなってしまうんだ。」
「私は、時間通りに会えるとすごく安心できるんです。」
→ 自分の気持ちとして伝えることで、相手は改善を前向きに考えやすくなる。
3. 具体的に伝える
あいまいな表現だと相手は「結局どうすればいいの?」と戸惑ってしまいます。小さな例を交えて伝えると、相手も理解しやすくなります。
例「LINEが2、3日返ってこないと、私は少し距離を感じてしまうんです。1日一言でもやりとりできると安心できます。」
「LINEが数日返ってこないと、僕は少し不安になっちゃうんだ。短くても一言あると安心できるよ。」
「お店を選んでくれるのは嬉しいです。私は和食が好きなので、次はそういうお店だとさらに楽しめそうです。」
こうすれば、「安心です」ということを伝えましょう。相手は「気をつけよう」という行動イメージが具体的に持てます。
4. ポジティブな未来像とセットで伝える
言いにくいことを伝えるときこそ、「改善されたら嬉しい未来」を添えると印象がやわらぎます。
例「もう少し早めに集合できると、もっとゆっくり色んなお話ができて嬉しいなと思います。」
「少しゆっくり歩いてもらえると助かります。そうしたら景色を一緒に楽しめる時間が増えそうで嬉しいです。」
否定だけでなく「一緒にこんな時間を過ごしたい」という前向きなイメージを提示することで、相手も「直してみよう」と感じやすくなります。
5. 伝えるタイミングを選ぶ
人は疲れているときや緊張しているときには、ネガティブな言葉を受け入れにくくなります。デートの終わり際や、楽しい雰囲気が崩れそうな瞬間は避けるのが無難です。カフェで落ち着いて話しているときや、会話が温まってきた頃を選ぶと効果的です。
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食事中よりも、食後にカフェでリラックスしているとき
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デートの冒頭よりも、雰囲気が温まった後
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移動中よりも、腰を落ち着けて話せるとき
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シーン |
NGな伝え方 |
OKな伝え方(男性) |
OKな伝え方(女性) |
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時間にルーズ |
「あなた、いつも遅いですよね。」 |
「僕は待っていると落ち着かなくなるから、少し早めに来てもらえると嬉しいな。」 |
「時間通りに会えると安心できるし、もっと気持ちよく過ごせます。」 |
連絡が遅い |
「全然返事くれませんよね?」 |
「LINEが2日ないと不安になるから、一言でもあると安心するよ。」 |
「短くても返事があると、私も安心して次の予定を考えられます。」 |
食の好みが合わない |
「その店、私嫌いです。」 |
「僕は和食が好きだから、次はそういうお店も行ってみたいな。」 |
「次は和食のお店に行けたら、もっと楽しめそうです。」 |
歩くペースが速い/遅い |
「歩くの速すぎ!」 |
「一緒にゆっくり歩けたら、もっと話せる時間が増えて嬉しいな。」 |
「少しゆっくり歩いていただけると、景色も楽しめてありがたいです。」 |
お金の価値観 |
「ケチですね。」 |
「僕は割り勘が気楽なんだ。どういうスタイルが心地いい?」 |
「私は時々ご馳走してもらえると特別感があって嬉しいです。」 |
まとめ
婚活において「言いにくいこと」を伝えるのは勇気がいりますが、誠実に、そして配慮を持って伝えることで、むしろ関係は深まります。
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クッション言葉を入れる
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「私」を主語にする
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具体的に伝える
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ポジティブな未来像を添える
-
タイミングを選ぶ
これらを意識するだけで、相手に与える印象は大きく変わります。
婚活は「完璧な自分」を演じる場ではなく、価値観をすり合わせ、未来を一緒に描ける相手を探す場です。小さな違和感も誠実に言葉にすることで、相手もまた安心して本音を語りやすくなり、信頼関係は強まっていくでしょう。
婚活の場では、自分をよく見せようといつも優等生の会話を続けていて、断られたケースもありました。いかに素の自分を、「相手が不快にならないようにポジティブに伝えられるか」これができるようになると、価値観が違う者同士、結婚後もきっと仲良く過ごせるでしょう。
「言葉は使い方次第」愛される人になりましょう。
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