「婚活アンガーマネージメント」怒りは「声」に滲み出る!

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婚活カウンセラーブログ

今年の夏も酷暑になりそうですね。熱中症対策をしてお出かけください。
成婚カウンセラー、色彩&音声アドバイザーの大平雅美です。

このブログでは、どうすれば快適にストレスなく婚活ができるかをお伝えしています。

◇婚活になぜ『怒りのコントロール』が重要なのか?

「なんであの人が選ばれて、私はダメなのか?」
「会って5分で“ナシ”って…何様のつもり?」
「紹介文と全然ちがう。時間返してほしい…」

そんなふうに、婚活では小さな怒りが積もり積もって
気づかぬうちに“感情のトゲ”がにじみ出ることがあります。

そしてそのトゲは、声のトーンや表情、会話の中の何気ないひとこととなって、
相手にじわじわと伝わってしまうのです。

婚活をスムーズに進めるために必要なのは、「メイクでもマッチング率でもなく、“自分の感情とのつき合い方”」。

今回は、“なぜ婚活において怒りのコントロールが重要なのか?”を、具体例を交えながらお話しします。

婚活中に感じる「怒り」のリアル

婚活における怒りは、多くの場合“相手の言動に対する失望”が引き金です。例えば、あなたも心当たりがありませんか?

  • 「プロフィールでは“穏やか”って書いてたのに、実際は空気読めない」
  • 「一回のデートで判断されるのが悔しい」
  • 「相談所に言われるがままに動いて、自分の気持ちが置いてけぼり」

これらは全て、「期待していたこと」と「現実」とのギャップから生まれる怒りです。怒りは悪者ではありません。でも放っておくと、あなた自身の“魅力”にフィルターをかけてしまう厄介な存在です。

怒りは“声”に滲み出る

怒っているとき、人は自分の声が変化していることに気づきません。怒りは、

  • 声の速さ(早口になる)
  • 声の高さ(甲高くなる、逆に低くなる)
  • 声の(強くなる)
  • 声の弱さ(弱く小さくなる)
  • 息の(呼吸が浅くなる、息の量が増える・減る)

といったかたちで現れます。
あなたが無自覚でも、相手は“声の感情”を感じ取ってしまうのです。

なぜ婚活は怒りを感じやすいのか?

婚活が“怒りの習慣”になりやすいのは、以下のような理由があります。

  • 常に選ばれている感覚に晒されている
  • 理想と現実のギャップを何度も味わう
  • 時間的・経済的コストが積み重なる
  • 周囲からの無言のプレッシャー(「結婚しないの?」という一言)
  • 自分でも焦りや不安に気づいていない場合が多い

婚活で疲れてくると、自分を守るために、
「またか」「どうせ私なんて」「もう信用できない」といった“怒りの防衛壁”を作ってしまいます。すると、出会うたびに疑い深くなり、笑顔が減り、コミュニケーションにも余裕がなくなっていきます。

アンガーマネジメントは、“婚活の失敗パターン”から抜け出す手がかり

怒りに巻き込まれないためには、まずその感情に気づくことが第一歩です。怒りの背景には、実は「本当はこうしてほしかった」「わかってほしかった」という大切な気持ちが隠れています。

例えば、

  • 「急に既読スルーされてムカつく!」→「ちゃんと向き合ってほしかった」
  • 「相談所のアドバイザーが上から目線でイライラする」→「私の気持ちも尊重してほしい」

こうした“怒りの奥にある”本音”に気づくことで、婚活で本当に望んでいる関係性が見えてきます。アンガーマネジメントは、「怒らないための方法」ではなく、「怒りを理解して、選べる自分になる技術」です。

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【事例】

先日、相談にいらっしゃった女性(30代後半)
資格職でご自身のお仕事は順調です。でも婚活になると別の感情が生まれる、とのこと。

1,仕事上で思い通り行かなかったり、先方の連絡が遅かったりするときは、怒りのコントロールはできる。例えば10のうち2程度の怒り

2,婚活になると、「連絡が遅い」「期待したことと違う」となると急にイライラが募り、怒りの感情が生まれる 10のうち、8~10以上になる

3,このような感情は自分にとってよくないので、解消したり収めたりする方法を知りたい

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「婚活アンガーマネージメント」ではまず、自分の怒りのタイプを診断します。

婚活は“怒り”が起きやすいシチュエーション

怒りとは、そもそも人間に備わった「防御反応」です。
何かが自分の期待や価値観、安心を脅かしたときに湧き上がる自然な感情。それは悪いものではなく、むしろ「自分を守るためのサイン」でもあります。

では、婚活ではどんなときに怒りが生まれるのでしょうか?

よくある「怒りが生まれる婚活シーン」

  • プロフィールでは“優しい人”とあったのに、実際は話を聞いてくれない
  • 仮交際後すぐに返信が来なくなり、理由もわからず連絡が途絶える
  • 自分の外見や年齢を遠回しに否定されるようなことを言われる
  • デートの時間やお店選びを一方的に決められた
  • 相談所のアドバイザーに上から目線で助言され、気持ちを無視されたと感じる

こうした怒りの根本にあるのは、「期待とのギャップ」です。
「こうしてほしかったのに」「ちゃんと見てほしかったのに」――その想いが裏切られたとき、人は苛立ちを覚えます。

怒りを無視すると、無意識のうちに“にじみ出る”

怒りを感じるのは自然なことです。
ただし、それを放置したまま婚活を続けていると、次第に心の奥に「攻撃性」や「自己防衛」が蓄積していきます。

たとえば、

  • 初対面からどこか疑いの目で相手を見てしまう
  • ちょっとした言動に「イラッ」として、会話が続かなくなる
  • 失礼な人を避けるつもりが、“選り好み”と見なされる
  • 無意識に距離を取ってしまい、「なんとなく冷たい印象」に見られてしまう

このような反応が、自分の魅力や人柄の伝わり方に影響していくのです。

婚活で求められる“感情の自己管理力”

「理不尽な相手に対して怒ってはいけない」という話ではありません。むしろ、怒るべき場面で怒りを感じるのは健全です。問題は、怒りの感情に振り回されてしまうこと。
それが続けば、婚活そのものが「苦行」になり、自分らしさを出す余裕もなくなります。

婚活に必要なのは、“怒りを自覚し、自分で扱う力”。
つまり、アンガーマネジメントです。婚活において大切なのは、「完璧な自分」ではなく、「感情と上手につきあっている自分」。その方が、実はずっと魅力的に映るものです。

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今日のポイント!

●怒りやモヤモヤ、イライラは、「悪」ではない。その感情にまずは気づくこと、認知することから始めましょう

●怒りを感じた時、声に出してみましょう。どんな声かを客観的にメモしてください。
 声の高さ、ボリューム、息の量など

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「婚活アンガーマネージメント」第1回「こころの整え方」

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